セカンドオピニオンを受ける
問診
水野記念病院にて鈴木先生に診てもらう。 こちらの話を伺いつつ、紹介状を確認。
先生「痛みがでたのはいつで、どんな症状だったのか。」
経緯を説明する。最初の痛みの時期・箇所が大事らしい。
先生「活発でしょ?」
私「あっ、はい!」
先生「ペルテスの子はみんな活発なんだよ~」
先生「納豆好きでしょ?」
私「えっ、はい!」
先生「ペルテスの子はみんなどういうわけか、納豆が好きなんだよ~」
初対面だけど息子の特徴をズバリ言い当てる。気さくなおじいちゃん先生という印象で、妻と私の緊張がとけていった。
一般的なペルテスの説明をうける。骨頭周りの血管の機能が停まってしまう事が原因とのこと。血液の凝固性も疑われるから、血液検査もすることに。 ちなみに納豆を食べると血液の凝固に影響があるそう。ペルテスと納豆の因果までは分かっていないようだ。
タバコはダメ。両親吸っていますかときかれる。いいえと回答。
私「訓練・体操は教えてもらえますか?」
先生「訓練は難しいので入院患者むけ。短期入院した場合はレクチャーする。ひとまず主治医の体操を続けてください。」
私「自転車、水泳は?」
先生「自転車、水泳は推奨する!」
制限が多い病気なので、なにか身体を動かす遊びを確認できてよかった。
本人や周りのひとにとってもメンタル的に重要。
脚の可動状況
診察台に寝そべった状態で脚を広げたり曲げたり。先生が目測でつぎつぎ角度を口にし、看護師さんがメモを取る。手際がすごい。可動域がちょっと悪いとのこと。
レントゲン
持参したMRIやレントゲン資料に加え、水野記念病院でもレントゲンを撮る。レントゲン写真を診たところ壊死部は限局的。うっすら色が白くなっている箇所があり壊死の可能性。ここから壊死部が広がる恐れも。レントゲンだけでも色々わかるとのこと。
見解と方針
進行具合から、手術に急ぐ状態ではなく「装具ないし、松葉杖でも良いかもわかんない」 とのこと。
装具治療での逆脚への心配があったため、「装具での反対側の脚に影響は?」 ときいてみる。 外的要因かもしれないし、血管や血液の凝固的なものかもしれないから一概に装具を使用したから両脚なるとは言い切れない。まずは主治医の方法で経過を見ていきましょうとのこと。 鈴木先生の方でも診たいので2ヶ月後受診するように促される。その時に血液検査の結果を確認しましょうと。
鈴木先生はペルテスに関してかなりのケースを診ておられ、また熱心に原因追求や治療の為、データ収集している印象を受けた。受診には高速を乗り継いで2h弱ほどかかるが、ペルテスのデータ収集に貢献するため、また情報交換のために転院しなくとも通おうと思った。
診察が終わり、血液検査のため血を取る。息子がギャン泣きのため看護師2人と私の3人で羽交い締めにしてやっと血をとることができ、病院をあとにした。
手術希望であったが、ペルテスに詳しい先生によく診てもらえ進行状況も軽く、夫婦で安堵した。近くの病院ではなかったが来てみてよかった。